Bioinks Celluid AM
Alginateは海藻から抽出した天然高分子で、カルシウム(Ca2+)イオンと反応するとハイドロゲル(hydrogel)を形成し、カルシウム(Ca2+)イオン処理濃度に応じて機械的物性調節が可能な生体適合性素材および低毒性での医療用材料として広く使用されています。
(株)クリセルでは、光開始剤(Photoinitiator)を含むALMA(Alginate methacrylol)を生産し、UV露出に応じて3次元構造体形成が可能なバイオインクを製作しました。(株)クリセルのCelluid AM製品は、使用者の便宜に合わせて使用濃度調節が可能な凍結乾燥されたスポンジ形態の製品と光開始剤を別途包装して商品化しており、現在、骨、軟骨、皮膚、血管、神経など多様な人工組織を製作するために研究を進めています。
(細胞の生着や付着の効率を高めるため、当社製品GelMAと混合してご使用することをお勧めします。)
クリセル
バイオインクCelluidの特徴
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01
「凍結乾燥したSolid Form形の バイオインク」
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溶液(Solution)タイプではなく、スポンジタイプ(Solid Form)のバイオインクとして手軽に使用。
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長期保管可能。 冷凍保管時は6ヶ月間保管可能
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02
当社の3Dバイオプリンターに最適化されたバイオインク(UV+酵素架橋方式可能)
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GELMAのUV架橋を進行する際に、当社3DバイオプリンターのNebulizerを使用して、酵素(transglutaminase)を噴射して架橋を誘導すれば、少量の光開始剤(crosslinker, irgacure2959)(細胞毒性を誘発する物質)を添加しても急速に架橋を誘導することが可能。形態的に安定しており、低い細胞毒性を有する出力の実施が可能です。
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硬組織(靭帯、軟骨、骨)などの高弾性の出力物が必要な場合、UV架橋のみ進行する場合と同量の光開始剤を添加したGELMAに酵素(transglutaminase)架橋を誘導すると、高弾性出力物の具現が可能です。
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高速架橋 - 架橋時間(<180秒)
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03
「ユーザーカスタマイズされたバイオインク」
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均一な品質と性能でユーザーが用途に合わせてバイオインクの粘度を調節して使用することが可能で、他社製バイオインクまたは培養添加剤を混合または組み合わせでも使用可能で、分子量(物性)長期維持可能
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サードパーティ製の3Dバイオプリンタを使用したり、3Dバイオプリンタを使用していない研究者も利用可能
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用途に合わせて粘度調整可能なので、軟組織から軽組織まで製作可能
粘度> 100 cPs:軟組織(血管、皮膚、神経)
粘度300〜500 cPs:硬組織(軟骨、靭帯、骨)
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製品仕様
Product Number | CBA-101 |
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Synonymous | AlMA, AlMA lyophilizate, Methacrylated alginate, and Alginatemethacrylate. |
pH | 7.4 |
メタクリル化度 | > 30% |
賞味期限 | 受領日から6ヶ月以内 |
保管方法 | -20℃/4℃、照明と湿度に敏感 |
形態 | 「Lyophilizedスポンジ」 |
アルギンサン源泉ソース | 褐藻から出たアルギン酸ナトリウム塩 |
使用用途 | 3Dバイオプリンティング用生体適合性素材、研究用として使用 |